日比谷高校、東大合格者63名!

東大合格者50名が上限だったのに

2021年、東大合格者ランキングで、都立日比谷が九位につけ、63名合格。理三にも一名、出しました。現役合格者だけで48名、いよいよ日比谷の時代が来ました。

思えば日比谷。学校群制度によって壊滅し、東大には行けない高校だったのが1990年代。石原都政で学校群制度が廃止され、日比谷に優秀な生徒が集まり始めました。そこからも二十年。今、日比谷が東大合格者ランキングでトップ10にランクイン。ずっと日比谷生を見てきた私も、感無量。

十年ほど前、日比谷がやっと東大合格者30名を出した時、日比谷生と話していて、50名が上限だね、という結論になりました。合唱祭、体育祭、文化祭と学校行事が多く、高三生もフルにコミット。部活も盛んで、野球部は夏の都大会まで全力投球。多科目の東大には対応できない、そんな状況が誰にも見えたからです。

当時、30名超えたとはいえ、半分ほどが浪人生。現役東大合格は難しく、行事面で無理だろうと思われました。日比谷の場合、学校文化が高校生活の大きな部分を占め、無理して東大に行く必要ない、あるいは行きたいなら浪人して、という風潮。

コロナで公立高校に追い風

ところが昨年、コロナウイルスにより、学校教育が停止。さまざまな行事がなくなりました。凡庸な受験生なら、どうしていいか分からなくなるところですが、日比谷生、しっかり自習したようです。

結果、日比谷生が東大に臨む時、制限されていた勉強時間が、コロナによって確保されました。学校行事を楽しみにしていた日比谷生には残念であっても、コロナによって物理的に勉強時間が与えらえました。彼らはそれを賢く利用したようです。

日比谷の勢いは来年も続くのか?

で、気になるのは、この勢いが来年も続くのか、ということ。63名という結果が、日比谷生の本当の底力、つまりコロナ追い風によるものでないなら、来年もこのレベルが維持されるでしょう。逆に、コロナ追い風だったなら、来年、東大合格者数は再び50名切ると予想されます。

日比谷の地力が年ごとに増しているのは確実。やがて特別な理由なくても70名、80名と東大合格者を出していくなら、その時、本当に都立高校復活と言えるでしょう。私が十年前に話していた、50名が限界だね、も取り消さないといけなくなります。

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